Automotive-SPICE アセスメント
Automotive SPICE®*2(Software Process Improvement and Capability dEtermination:以下A-SPICE)は、車載ソフトウェア開発プロセスのフレームワークを定めた業界標準のアセスメントプロセスモデルです。
評価方法としては、レベル 0~5の能力レベルでプロセスの状態が評価されます。プロセスが確立されていることを証明するためには、レベル3まで到達することが求められます。
A-SPICEレベル3達成までの道筋
現状のプロセスの定義状況とプロジェクトへの定着度合いにもよりますが、A-SPICEのLv.3達成までには、通常は2, 3年を要します。
Lv.3達成までの2つのパターンを示します。
パターン1:レベル3まで一括でプロセス構築し、レベル3のアセスメントを受ける
- パターン1のメリット
- レベル3の達成に向けての課題を早期に認識
- レベル3の達成までの期間の短縮
- プロジェクトへの適用をLv.1~3をワンストップで実施可能
- パターン1のデメリット
- プロセス構築活動に若干の負荷がかかる
- プロジェクトのでプロセス実施に若干の負荷がかかる
パターン2:レベル2→3と段階的にプロセスを構築し、アセスメントも段階的に受ける
- パターン2のメリット
- 段階的にレベル達成を目指すので、改善の進捗が見て取りやすい
- プロセス構築とプロジェクト適用を並行で進めるので、改善点を把握しやすい
- プロジェクトへの適用を複数回実施するので、現場の理解度が深まる
- パターン2のデメリット
- レベル3の達成までに、テーラリング①より時間がかかることが想定される
- 活動期間が長くなることで、改善活動の工数が増える可能性がある
公式アセスメントの実施
構築したプロセスを基に実プロジェクトで適用した結果、Automotive SPICEのレベルを達成しているかどうかを、プロセスエリアごとに確認します。
- 手順
- アセスメントの計画を策定します。
- アセスメント計画に基づいてアセスメント(インタビュー、文書レビュー、分析と妥当性確認、暫定評定)を実施します。
- 最終的な評価を確定し、アセスメント報告書を作成します。
- アセスメントの結果報告会を実施します。
※公式アセスメントを実施する前段階として、プロセスの定義とプロジェクトでのプロセスの実施が定着しているかを簡易的に確認する、プレアセスメントをはさむことも可能です。
※SGSではプリンシパルアセッサーが在籍していますので、SGSジャパン単独でのアセスメント実施が可能です。A-SPICEに関して支援するエンジニアが複数名在籍していますので、プロセス構築~プロジェクト適用~アセスメントと一気通貫での支援が実施可能です。
SGSを選ぶメリット
- アセスメントの支援が可能
プリンシパルアセッサーをはじめ、弊社にはA-SPICEを支援するエンジニアが複数名在籍していますので、プロセス構築~プロジェクト適用~アセスメントと一気通貫での支援が実施可能です。
- リーズナブルな支援
SGSでは機能安全プロセスと合わせて、Automotive SPICEプロセスを構築することが可能です。経験豊富なエンジニアが、お客様のご状況に合わせて最適なプロセス構築支援、プロジェクト適用を、実施していきます。
サービスご利用の流れ
STEP 1 | サービスお問合せ |
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ご依頼業務の詳細について、お問い合わせフォームからご連絡ください。 |
STEP 2 | お打ち合わせ |
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お打合せの中で、ご依頼内容と貴社の状況やご要望をヒアリングし、詳細条件を確認します。 |
STEP 3 | 提案書、見積書の発行 |
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お打ち合わせ等を通じて確認した情報に基づいて提案書・見積書を発行します。 |
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