UWB機器 各国試験サービス

SGSジャパンでは、高性能スペクトラムアナライザを使用し、周囲ノイズに埋もれてしまうレベルのUWB信号を検波し、試験する事が可能です。

- UWBとは?

 Ultra-Wide Bandの略で超広帯域を意味し、UWB無線通信とは超広帯域の周波数帯域幅を利用する無線通信のこと。 高精度な位置  測位を可能とすることが主な特徴です。

- ユースケース

近年は、紛失防止などを目的としたスマートフォンへの搭載や、高級自動車のスマートキーへの搭載など民生機器への浸透がみられ、今後、多くの分野で普及が見込まれています。

- UWB試験の難しさ

UWB通信は、名前が示すように、非常に広帯域の周波数を利用して通信します。
そのため、搬送波(キャリア信号)の平均電力の上限値は非常に小さく抑えられています(-41.3 dBm/MHz)。
同様に、他の無線機器の妨害信号となる不要な電波(スプリアス)の強度の上限値も厳密に規定されています。
周波数帯域によって上限値は異なりますが、最も厳しい周波数帯域では-90 dBm/MHz以下となります。
一般に、WiFiやBluetoothなどで規定されている規格では、最も厳しい周波数帯域のスプリアス上限値は-26 dBm/MHzです。
このことから、UWB通信機器の規格値が非常に厳しいことが明らかです。

SGSジャパン対応サービス

● 周囲ノイズに埋もれてしまうレベルのUWB信号を検波して試験する事が可能。

        - UWB機器のスプリアスは非常に小さいため、測定器(スペクトラムアナライザなど)のノイズフロアに埋もれて、
    正確な測定が困難な場合が多々あります。SGSジャパンでは、高性能スペクトラムアナライザを使用し、
          周囲ノイズに埋もれてしまうレベルのUWB信号を検波して試験をする事が可能です。

 

● 意図しないスプリアスによる認証不合格を回避するため、アンテナ利得の測定サービスの提供が可能。

    - 無線機器の認証試験(国内電波法試験)では、高周波(RF)回路に有線接続して試験されます。
          その結果にアンテナ利得を加算し、EIRP(等価等方放射電力)を規格に合致するか判断します。
          しかし、アンテナ利得の周波数特性は反映されず、最大利得のみを用いてEIRPが算出されます。
          UWB機器の認証試験では、帯域外スプリアス領域のアンテナ利得も重要で、
    この情報が無い為に認証試験が不合格となる可能性があります。
          これにより、認証試験が不合格となる可能性があります。
    SGSジャパンでは、意図しないスプリアスによる認証不合格を回避するため、
          アンテナ利得の測定サービスの提供が可能となります。

高性能スペクトラムアナライザを使用した試験イメージ

各国規格

ETSI EN 302 065 (Part 1, 2, 3, 4, 5)
CFR 47 Part 15 F
ISED RSS-220
国内:2-1-47-3、2-1-47-4

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TEL:050-1780-7880