北米向けLPC(UL 508A, NFPA79)
LPC認証制度とは?
LPCはLimited Product Certificationの省略となり、期間限定の製品認証を指します。Full Certificationと異なり、認証を行うことのできる期間を限定しています。その期間は3か月間*(1)となり、その間に出荷される製品に対してのみ認証ラベルを製品に表示できる制度になります。
複数年度にわたり量産される製品群ではなく、一定の期間にのみ複数台同一型式の製品が生産される機械装置を対象としています。
北米におけるNRTL認証制度は下記関連サービスページをご確認ください。
LPCラベルの表示までの業務プロセス例
STEP 1 |
情報収集 |
▼ |
ユーザー、出荷先の州・市・群、AHJからの要求の情報を収集します。 |
STEP 2 | 適用規格決定 |
▼ |
出荷地と製品詳細を確認し、適用規格を決定します。 |
STEP 3 | 設計・製作 |
▼ | 適用規格と要求仕様に対して設計・製作を行います。 または、SGSジャパンにより図面上での事前審査、類似機による事前審査を実施し、レポート化された、事前に確認できる指摘点を把握した上で設計・製作を行ないます。 |
STEP 4 | 試験・審査 |
▼ |
試験・審査を行って製品に対してTest Reportを発行します。 |
STEP 5 | レポートレビュー |
▼ |
SGS North Americaによるレポートレビューを実施します。 |
STEP 6 | Listing Report作成 |
▼ |
申請に必要なListing Reportを作成します。 |
STEP 7 | ラベル貼り付け |
SGSジャパンのエンジニアによりSGSの認証ラベルを製品へ貼り付けます。 |
バリエーションのある機械の出荷となる場合にはField Evaluationを適用することもありますが詳しくはセールスまでお問い合わせください。
規格対応が初めての方から、多数の認証申請が必要となる方まで、経験豊富なSGSでサポートいたします。ぜひご相談ください。
*(1):生産が3か月を超えて継続される場合は延長可能
サービスご利用のメリット
- 期間限定の少品種大量生産にも対応可能です。
SGSを選ぶメリット
- 製品安全・EMCともに経験豊富なエンジニアが対応いたします。
特にアメリカの規格対応は世界でも最も難解といわれていますが、SGSジャパンにはUL 508Aの設計経験を有するエキスパートもおり、経験豊富なメンバーでの適切なサポートが可能です。北米向けの製品輸出が初めての方をはじめ、北米規格対応でお困りの方はぜひご相談ください。
サービスご利用の流れ
STEP 1 | サービスお問合せ |
▼ |
まずはお問い合わせフォームからご連絡ください。ノウハウを持つセールスより連絡いたします。 |
STEP 2 | お打ち合わせ |
▼ |
お打合せの中で、ご依頼内容と貴社の状況やご要望をヒアリングし、詳細条件を確認いたします。 |
STEP 3 | 見積書の発行 |
▼ |
SGSでの対応工数を検討し、営業から見積書の提示&納期を連絡いたします。 |
STEP 4 | 業務のご依頼 |
貴社所定の書式、または弊社書式にてご発注をお願いいたします。 |
よくあるご質問
Q. 審査後の技術的な質疑は対応可能でしょうか?
A. 技術支援業務にて対応可能です。
Q. 見積もり時に事前に準備した方が良いものはありますか?
A. お申込みの際は弊社所定の見積依頼書と合わせて製品資料(製品マニュアル、製品仕様書、単線結線図、電気回路図、外形図、圧力回路図(油圧、空圧、冷媒等を使用している場合) 部品リスト、マニュアル、リスクアセスメントシートなど)をご準備ください。
Q. 審査・試験は自社工場で対応可能ですか?
A. 対応可能です。
Q. 装置実機や図面が無くても審査は可能ですか?
A. どちらも審査には必須です。これから実機開発をされる場合には図面または類似機のいずれかがあれば、事前審査という形で簡易的な審査を対応可能です。
Q. 審査に必要な技術資料類の作成代行をお願いできますか?
A. 申し訳ありません、ドキュメント作成代行は行っておりません。
Q. リスクアセスメントの方法、安全回路の考え方、PL計算の考え方、SISTEMAを用いた妥当性の検証、SCCR値の考え方などトレーニングは可能でしょうか?
A. 審査業務とは別のトレーニング業務として対応可能です。
関連サービス
お問い合わせ
SGSジャパン株式会社
C&P Connectivity 製品安全部
TEL:050-1780-7877