フタル酸エステル分析

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フタル酸エステルとは、合成樹脂に添加することで材料に柔軟性や加工・成形しやすくする働きを持つ可塑剤です。主にプラスチック製品に使用されています。
近年、発癌性・先天性異常・ホルモン異常などヒトへの有害性が懸念される様になり、国内外で使用規制の対象となっています。

 主なフタル酸エステル類 

フタル酸エステルには数多くの種類がありますが、さまざまな製品に使用されている主なフタル酸エステル類の例として以下の物質が挙げられます。

化学物質名 略称 CAS登録番号
ジ(2-エチルヘキシル)フタレート DEHP 117-81-7
ジブチルフタレート DBP 84-74-2
ブチルベンジルフタレート BBP 85-68-7
ジイソノニルフタレート DINP 28553-12-0
ジイソデシルフタレート DIDP 26761-40-0
ジ-n-オクチルフタレート DNOP 117-84-0
ジイソブチルフタレート DIBP 84-69-5

 国内外の主なフタル酸エステル規制 

  • 日本:食品・添加物等の規格基準(食品容器および玩具)
  • EU/UK:RoHS指令、REACH規則、玩具指令等
  • 米国:包装材モデル規制(TPCH)、Proposition 65、CPSIA Section 108(玩具・育児用品)
  • その他国・地域:UAE RoHS(アラブ首長国連邦)など

 

 分析サービス 

SGSジャパンでは以下の分析サービスを提供しています。

分析サービス 分析法 分析装置 下限値
定量分析(精密分析) IEC62321-8, EN14372, CPSC-CH-C-1001-09.4 GC/MS 50ppm
スクリーニング分析 IEC62321-8 Py-GC/MS 100ppm

分析対象のフタル酸エステル類や対応可能な分析方法などにつきましてはお問合せください。

SGSを選ぶメリット

  • SGSグループは、世界最大級の第三者検査・検証・試験・認証機関として、トップクラスの経験・実績・品質に基づいたサービスを提供しています。
  • グローバルネットワークを活かして各国・地域の環境トレンドへの対応を支援します。
  • 国内外のラボはISO/IEC17025:2017に基づく試験所認定を取得しており、分析品質には問題ありません。

サービスご利用の流れ

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よくあるご質問

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