ISO20121認証

ISO20121は、2012年に発行された、「イベントの持続可能性に関するマネジメントシステム（Event Sustainability Management Systems）」の国際規格です。
BS8901を前身とするこの国際規格は、オリンピックやワールドカップなどの国際的な大規模イベントにおける、環境影響や関連するサプライチェーンにおける人権問題などへの懸念から、持続可能なイベントマネジメントのあり方を提起するために開発されました。

この規格の大きな特徴として、サステナビリティ（持続可能性）をテーマとした初めてのマネジメントシステム第三者認証規格であることが挙げられます。
すなわち、経済面、社会面、環境面の幅広い領域にわたる組織の課題を特定し、継続的改善のマネジメントシステムに取り込んで運用することによって、企業の社会的責任（CSR）への大きなステップとなります。

ISO20121は、主に次のようなイベント関係者に適用されます。

イベントオーナー
イベントオーガナイザー（実行責任者）
サプライヤー
施工業者、照明技術者、音響技術者、印刷業者、ケータリング業者、会場の所有者などの製品、サービスまたは設備を提供する組織

ISO20121認証取得のメリット

顧客や利害関係者に対して、イベントが持続可能な方法で計画及び実行されていることが実証できる。
競合他社との差別化、新しいビジネスの成功、評判やブランドイメージの向上につながる。
イベントのサプライチェーン全体における、二酸化炭素や廃棄物の排出削減、資源効率性の向上など、環境負荷の低減につながる。
従業員、地域のコミュニティ、サプライヤー及びその他の利害関係者との関係が向上する。

SGSを選ぶメリット

SGSは、世界最大級の認証機関です。
日本国内のみならず、グローバルレベルでさまざまな大規模イベントやイベントオーガナイザーに対するISO20121の認証実績があります。

ISO20121の認証プロセス①

シングルイベントの場合

STEP 1	見積り依頼
▼	まずは、お問い合わせください。
STEP 2	見積書の受領・申請書のご提出
▼	正式なご契約となります。
STEP 3	予備審査（オプション）
▼	ご要望に応じて、審査の準備状況を確認します。
STEP 4	第一段階審査
▼	規格要求事項に適合したマニュアル、手順類（文書）の策定状況を確認します。また、イベントで予定されている活動についての情報収集やサプライチェーンマネジメント実施状況の確認も行います。
STEP 5	第二段階審査
▼	文書に基づいたシステムの導入・運用状況を確認します。また、イベント実施に向けた準備状況の確認、イベント実施状況の観察、利害関係者へのインタビューなどを実施します。
STEP 6	フォローアップ審査
▼	重大な不適合が指摘された場合にのみ、フォローアップ審査を実施します。
STEP 7	審査登録証の発行
	審査終了後に審査登録証を発行します。

ISO20121の認証プロセス②

イベントサステナビリティマネジメントシステムの場合

STEP 1	見積り依頼
▼	まずは、お問い合わせください。
STEP 2	見積書の受領・申請書のご提出
▼	正式なご契約となります。
STEP 3	予備審査（オプション）
▼	ご要望に応じて、審査の準備状況を確認します。
STEP 4	第一段階審査
▼	規格要求事項に適合したマニュアル、手順類（文書）の策定状況を確認します。また、イベントで予定されている活動についての情報収集やサプライチェーンマネジメント実施状況の確認も行います。
STEP 5	第二段階審査
▼	文書に基づいたシステムの導入・運用状況を確認します。また、イベント実施に向けた準備状況の確認、イベント実施状況の観察、利害関係者へのインタビューなどを実施します。
STEP 6	フォローアップ審査
▼	重大な不適合が指摘された場合にのみ、フォローアップ審査を実施します。 ※維持審査、更新審査の場合も発生する可能性があります。
STEP 7	審査登録証の発行
▼	審査終了後に審査登録証を発行します。
STEP 8	維持審査
▼	6ヶ月または1年に1回、維持審査を実施します。
STEP 8	更新審査
	3年ごとに更新審査を実施し、審査登録証を更新します。

注：サプライヤーが認証を取得される場合は、第一段階審査、第二段階審査の内容が異なる場合があります。

お問い合わせ

SGSジャパン株式会社
ビジネスアシュアランス
サステナビリティ部
TEL：050-1780-7871

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