欧州・各国RoHS適合支援

RoHS指令におけるCEマーキング要件のひとつに、IEC63000のプロセスフローに基づいて技術文書を作成することが挙げられます。SGSジャパンでは、以下のようなサービスを通じてお客様製品のCEマーキング適合宣言を支援します。
 

 IEC63000のCE マーキングの技術文書収集のプロセスフロー 

 UK RoHS UKCAマーキング適合支援 

北アイルランドを除く英国市場において、2023年1月1日からUKCAマーキングの表示が義務付けられます。UK RoHSにおけるUKCAマーキングの要件はCEマーキングと類似していますが、適用する整合規格などEU RoHSとの差分を把握し修正する必要があります。
SGSでは法規制の概要説明や個別相談等を通じて、お客様製品のUKCAマーキング適合を支援いたします。
 

 中国RoHS適合支援 

中国市場で販売される電気・電子機器は、製品に応じて規定された中国RoHSの要件を満たすことが求められます。対象となる有害化学物質は現時点で6物質（Cd, Pb, Hg, Cr(VI), PBB/PBDE）です。
 

• STEP 1：規制物質の含有情報の表示
  関連する国内の表示法または産業界の基準に従って、有害化学物質の含有情報を製品に明示する必要があります。
• STEP 2：規制物質の含有制限
  標準達成管理目録に記載された製品は、基準濃度を超える規制物質の含有が禁止され、適合性評価システム（自発認証もしくは自己宣言）に従って管理される必要があります。中国SGSは適合性評価機関として自発認証を行ないます。

SGSでは、法規制の概要説明と個別相談、技術文書類の作成支援と適切な表示方法のチェック、中国SGSにおける自発認証の支援および中国分析規格（GB/T 26125-2011）に準拠した分析サービスなどを通じて、お客様製品に応じた中国RoHS対応を支援します。
 

 UAE RoHS適合支援 

中東地域では、アラブ首長国連邦（UAE）とサウジアラビアにおいて、RoHS適合製品に対して所定の登録・認証手続きが求められます。

アラブ首長国連邦（UAE）では、独自の適合性評価スキームを通じてRoHS適合の審査が行われます。適合性評価スキームには「Option 1:ECASによる製品認証」「Option 2:EQM（首長国連邦品質マーク）による工場監査を含む製品認証」に分別されています。
対象となる有害化学物質は現時点でEU RoHSと同じ10物質です。

SGSジャパンではこのうちOption 1に対する適合支援サービスを提供しています。対象物質や分析、技術文書作成プロセスにおける適用規格等はEU RoHSとほぼ同等ですが、選定したCritical Componentに対する分析レポートなど、異なる要求があります。UAE RoHSの認証機関（Certification Body）であるSGS Gulfと連携してUAE独自の要件を踏まえた技術支援を行ないます。
 

 SASO RoHS適合支援 

サウジアラビア王国では2021年7月9日にサウジアラビア標準化公団（SASO）により独自のRoHS規制が公布されました。当該規制において指定された電気・電子機器類に対して指定6物質（Cd, Pb, Hg, Cr(VI), PBB/PBDE）の含有制限が規定されており、UAEと同様に独自の適合性評価スキームにより審査が行われます。
SGSでは、SASO RoHSの認証機関（Certification Body）であるSGS Gulfと連携してサウジアラビア独自の要件を踏まえた技術支援を行ないます。
 

 その他国・地域のRoHS規制 

上記以外の地域のRoHS規制および関連サービスにつきましては別途お問合せください。

• SGSグループは、世界最大級の第三者検査・検証・試験・認証機関として、トップクラスの経験・実績・品質に基づいたサービスを提供しています。
• グローバルネットワークを活かして各国・地域の環境トレンドへの対応を支援します。
• 国内外のラボはISO/IEC17025:2017に基づく試験所認定を取得しており、分析品質には問題ありません。
• IEC TC111 WG3にてIEC 62321規格作成に取り組む専門家が在籍し、分析および化学物質管理へのアドバイザリーによる支援も可能です。

SGSジャパン株式会社

C&P Connectivity 化学物質管理

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