燃料・オイルの回収分析
世界各国で使用されている燃料やオイル各種を回収し、世界各地のSGSラボで分析します。分析は、ASTMやISO、GBなど、世界各国で使用されている規格に沿った実施が可能です。
サービスご利用のメリット
店頭や給油所で入手した商品の調査、不具合があった機械から回収したサンプルの分析、オイルの劣化レベルの評価… 脱炭素化が求められる社会においても、燃料や潤滑油は今後も社会の中で引き続き重要な役割を果たします。世界各国で様々な性状の燃料や潤滑油が流通し、多種多様な機械・装置で、数多くの用途で使用されていますが、機械・装置を適切に運転するため、これらの性状を分析することは非常に重要となります。
一例として下記の分析が可能です。可能な項目は油種や試験所などによって異なります。詳細はお問い合わせください。
- オクタン価、セタン価、セタン指数
- 粘度、流動点、曇り点
- 酸価、塩基価
- 硫黄量、鉛、マンガン、シリコン、その他各種金属
- コンタミの含有量、粒径
- 酸化安定性(Rancimat、PetroOxy、ASTM D2274ほか)
- 酸成分、酸化劣化度合い
- エタノールやエーテル(MTBE, ETBEなど)の含酸素化合物
- バイオディーゼル成分含有量、その由来の推定
- 誘電正接(DDF)、絶縁破壊電圧、IEC 60247に対応した抵抗率および誘電率
- 燃料添加剤成分
- プレイグニッションやデポジットの原因となる重質成分
- 酸成分生成の原因となる有機塩素量(Organic Chloride)
SGSを選ぶメリット
- SGSは世界中に拠点を有しています。世界各地からサンプルを回収し、適切なSGS試験所へ輸送することできます。
- ASTMやISO、GBなど、海外の分析法に対応した試験を行うことが可能です。
- 海外における燃料やオイルの回収に関する手続きを、日本からすべて代行することができます。
- 状況などから、SGSから分析内容をご提案することができます。
サービスお申込み・申請上の注意事項
サンプルの回収やラボへの輸送についても、SGSでサポートいたします。
容器の手配 | サンプルの引き取り | サンプルの輸送 |
分析および輸送に必要な、燃料・オイル専用の容器を準備し、お客様がご指示する場所へ送付いたします。 | お客様ご指示する場所へ、SGSがサンプルを引き取りに伺います。国や状況によっては、SGSがサポートの上、お客様にて配送手配をいただく場合があります。 | 回収したサンプルを、SGS試験所まで輸送いたします。分析によっては国を越える場合がありますが、各国の輸出・輸入の手配もSGSが行います。 |
よくあるご質問
Q. どのような油種の分析を行うことができますか?
A. 数多く対応しております。国・地域による場合もあり、詳細はお問い合わせください。
Q. ガソリンスタンドで販売されている燃料を回収、分析してほしいのですが?
A. 可能です。具体的なガソリンスタンドの場所をご指定いただくこともできます。
Q. 海外のディーラーにサンプルがあるが、現地担当者が燃料に詳しくなく、分析の調整が困難です。
A. SGS担当者が直接現地ご担当者様とコンタクトを取り、必要な手配を全て行うことができます。
Q. 認証規格に対する適合を確認したいが、試験方法が分かりません。
A. お分かりになる範囲で情報を頂ければ、当社で該当する試験方法を確認することができます。
関連サービス・ダウンロード
お問い合わせ
SGSジャパン株式会社
オイル・ガス&ケミカルサービス部
TEL:050-3773-4542