マイクロファイバー試験

近年、衣料品洗濯による、マイクロファイバー（マイクロプラスチックサイズの繊維片）の放出が広く報告されており、マイクロプラスチックの供給源として海洋生物や地球環境に及ぼす影響が問題になっています。

このようなマイクロプラスチックやマイクロファイバーは、残留性有機汚染物質や内分泌かく乱物質などを吸着することで、摂取した水生生物への毒性という環境懸念のほか、食物連鎖の過程で、水生生物を摂取する人類への有害性もクローズアップされています。

現時点では、繊維製品から放出されるマイクロファイバーを規制する法規制はありませんが、海洋プラスチック汚染へ高まる関心と繊維製品の生産量から、懸念が高まっています。

SGSでは、洗濯環境で放出されたマイクロファイバーの質量を測定する試験方法として各種試験対応が可能です。

主な試験方法

フルスケール試験方法
SGSで開発した独自の試験方法で、完成品でから放出されるマイクロファイバー質量を測定します。

TMC試験方法
マイクロファイバーの問題に取り組む国際NPOのマイクロファイバーコンソーシアム（The Microfibre Consortium）が開発した試験方法です。

AATCC TM 212
ファイバーフラグメントの放出の定量化の問題に対処するために公開された最初のグローバルスタンダードです。

SGSグループは、マイクロファイバーコンソーシアムの認定試験所として、試験サービスを提供します。

SGSジャパン株式会社

C&P　ソフトライン/ハードライン/貿易サービス

TEL：050-1780-7910