企業GHG排出量の第三者検証/保証サービス
地球温暖化に伴うリスクと機会に関する情報開示のニーズが高まっており、カーボンマネジメントは、国内外の排出量取引制度や排出量算定・報告制度など各種GHG関連制度に参画する事業者だけでなく、多くの事業者にとって重要なテーマとなっています。
カーボンマネジメントの第一歩は、自社やグループのGHG排出量を正確かつ網羅的に把握し、その結果を信頼性のある形で開示することです。
SGSジャパンでは、GHG排出量の報告に関する義務的および自主的なニーズに応じて、企業・グループのGHG排出量を対象とした第三者検証サービスを提供しています。
報告されたGHG排出量について、完全性、一貫性、透明性、正確性の観点から妥当性確認審査または検証を行い、その結果に基づいて意見表明を行います。
検証基準は、ISO 14064-3(GHG算定の妥当性確認・第三者検証に関する基準)や、ISAE 3000(過去財務情報の監査およびレビュー業務以外の保証業務に関する包括的な基準)などから、企業のニーズに合わせて選択いただけます。
また、国内におけるGXリーグ登録検証機関として、GX-ETS(排出量取引制度)におけるGHG排出量検証サービスも提供しています。GX-ETSへの対応を通じて、企業のGHG排出量算定・報告の信頼性向上を支援し、GX投資やESG評価、脱炭素戦略および国際競争力強化に資する情報基盤の整備に貢献します。
GHG排出量の第三者検証・保証を受けるメリット
- データの正確性・信頼性の確保
第三者によるチェックを通じて、集計ロジックやデータ入力ミスなどを含めた誤りの有無を確認でき、GHG排出量データの正確性と信頼性を客観的に示すことができます。
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ステークホルダーおよび外部評価に対する説得力の向上
取引先、株主、投資家、ESG評価機関などに対して、検証済みのGHG排出量として提示できるため、気候変動への取り組みや情報開示に関する企業イメージや評価の向上が期待できます。
SGSを選ぶメリット
SGSジャパンは、温室効果ガス排出量や環境・社会性データの第三者検証で豊富な実績を有する、世界有数の第三者認証機関SGSグループの一員です。
ISO14064-3やISAE3000に基づく企業GHGインベントリの検証経験を持つ検証員が、排出量算定方法や内部統制の妥当性を独立した立場から確認します。
また、ISO9001・ISO14001などのマネジメントシステム審査資格やエネルギー管理士等の資格を持つメンバーが在籍しており、省エネ法対応や環境マネジメントと整合したGHG管理体制の確認が可能です。
このような専門性により、上場企業を中心とした多くの企業から、制度対応とサステナビリティ情報開示の双方を支える検証パートナーとして選ばれています。
GHG排出量の第三者検証・保証のプロセス
| STEP 1 | 見積り依頼 |
| ▼ | 見積依頼書をご提出いただきます。 |
| STEP 2 | 見積書の受領・申請書のご提出 |
| ▼ | 正式なご契約となります。 |
| STEP 3 | 検証スケジュールの調整 |
| ▼ | 検証項目ごとに検証スケジュールを調整します。 |
| STEP 4 | 事前資料のご提出 |
| ▼ | 関連する資料を確認し、検証計画書を作成します。 |
| STEP 5 | 検証の実施 |
| ▼ | 現地訪問(事務局サイトを含む)や分析的手続き等の検証を実施し、報告書を作成します。 |
| STEP 6 | 意見書・保証書の発行 |
| 検証終了後、社内レビューを経て意見書・保証書を発行します。 |
GHG_環境_社会性データ検証及び妥当性確認_見積依頼書
(64KB)
よくあるご質問
Q. 提出する資料はどのようなものがありますか?
A. 検証対象の集計データ(月次、年次)、証憑類(取引伝票、月報等)、サイトマップ、エネルギーフロー図等をご提出いただきます。
検証対象によって、必要な資料が異なりますので、担当検証員が事前にご案内します。
検証項目ごとに検証スケジュールを調整します。
お客様の声
- 不明確や不適切な部分について、適切にご指摘いただいた。
- 例年、事前準備や弊社を取り巻く環境変化を鑑みて、検証に限らず多様な視点でご確認いただき、大変満足しております。
- スムーズに検証作業を進めていただいた。
関連サービス
お問い合わせ
SGSジャパン株式会社
ビジネス アシュアランス
サステナビリティ部
TEL:050-1780-7871
