SGS のネットゼロ目標が SBTiに承認されました
2022年12月09日
SGSは、TIC企業として初めて、Science Based Targets initiative(SBTi)から1.5℃およびネットゼロ目標の承認を受けました。
科学的根拠に基づく目標は、企業が温室効果ガス(GHG)排出量を削減するための明確な道筋を示し、気候変動に与える最悪の影響を防ぐとともに、将来の事業成長を支えるものです。
パリ協定の1.5℃目標に合わせ、SGSは2050年までにバリューチェーン全体で温室効果ガス排出量を正味ゼロにすることにコミットしました。
この目標を達成するために、科学的根拠に基づく短期および長期の排出量削減目標について、SBTiの承認を受けました。
短期的な目標
2030 年までにスコープ 1 とスコープ 2 の GHG 総排出量を 2019 年を基準として 46.2% 削減することを約束します。
また、スコープ 3 の GHG 総排出量を 2019 年を基準として 2030 年までに 28% 削減することを約束します。
長期的な目標
スコープ 1、2、3 の GHG 総排出量を、2019 年を基準として 2050 年までに 90% 削減することを約束します。
直接排出の削減を優先し、すべての残余排出をSBTi基準に沿って炭素中立とし、2050年までにネットゼロ排出を達成します。
SGSのCEOであるFrankie Ngは、「これはSGSにとって新たな大きな節目を意味し、社会に前向きで長期的な影響を与え、世界の気温上昇を1.5℃に抑えるという当社のコミットメントをさらに証明するものです。SGSは、ネット・ゼロの旅に参加できることを誇りに思うとともに、当社の持続可能性戦略が目標達成に役立つと確信しています。」と述べています。
SGSの「サステナビリティ・アンビション2030」は、エネルギー集約度の高い自社ビルのエネルギー消費量の削減、車両関連の対策、再生可能エネルギーの利用などの取り組みを含む、当社の排出量削減のロードマップを定めています。
*SBT(Science Based Targets)とは、2015年に開催されたCOP21にて合意されたパリ協定(産業革命前からの世界の気温上昇を2℃より十分低く保つことを目指す国際的な枠組み)のゴールと整合する、科学的知見に沿った削減目標の設定を求める国際イニシアチブです。
企業の目標設定に関する国際スタンダードとなっており、中小企業の間でも取り組みが広がっています。