ISO9001改訂情報
2026年9月16日に、ISO9001:2026が発行されました。
また、2012年2月に発行され、その後改訂された統合版ISO補足説明指針の付属書SLの変更点に合わせた修正、品質文化や倫理的行動といった現在のビジネス上の考慮事項が取り入れられています。
ISO9001の改訂スケジュール
| フェーズ | マイルストーン |
| 現行規格 | ISO9001:2015 |
| 国際規格案(DIS) | 2025年8月発行済み |
| 最終国際規格案(FDIS) | 2026年5月14日に発行済み |
| 新版の国際規格の発行 | 2026年9月16日に発行済み |
| 新版への移行期限 | 2029年9月30日 |
ISO9001:2026の改訂概要
2015年版発行以降の企業を取り巻く環境の変化に対応するため、改訂作業時に作成された設計仕様書に基づき、新たな要求事項の追加や2015年版要求事項からの変更がいくつか発生しています。
また、ISO9001:2015から削減された要求事項はありません。
※以下の内容は、弊社がグローバルチームとの協議を通じて入手した情報をベースに作成しています。
3. 用語の定義
- 従来ISO9000を引用していたが、ISO9001固有用語を含む23の用語が記載された。
ISO9000への依存度を低減しているが、引き続きISO9001固有用語の定義は引用されている。
4. 組織の状況
- 気候変動への配慮は、2024年2月の追補改訂から引き続き含まれている。
5. リーダーシップ
- 品質文化、継続的改善、倫理的行動の促進が新たに追加された。
- 2015年版でも5.2.1 a)に「組織の目的及び状況に対して適切であり、組織の戦略的な方向性を支援する」と記載されているが、「組織の目的に適切である」と「組織の状況に対して適切であり、組織の戦略的な方向性を支援する」に分割された。
品質方針について、より組織の状況を考慮に入れ、戦略的な方向性を反映させることが期待される。
6. 計画
- リスク及び機会への取組みが、6.1.2/ 6.1.3に分割された。
- 「6.3 変更の計画策定」に、いくつかの要求事項が追加された。
7. 支援
- 「7.1.3 インフラストラクチャ」の注記に、業務の種類としてリモートワークが追加された。
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「7.1.4 プロセスの運営に関する環境」の注記に、適切な環境に関連する要因として、品質文化と倫理的行動(5.1.1)によって影響を受ける可能性があることが追加された。
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「7.3 認識」に、新たに品質文化と倫理的行動に対する認識の確実化が追加された。
8. 運用
- 「8.2.1 顧客とのコミュニケーション e)」に、事業継続計画に関する記述が追加された。
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「8.3 製品及びサービスの設計・開発」のいくつかの要求事項の注記に、設計・開発プロセスの反復的なアプローチ(設計・開発プロセスのサイクルを繰り返すこと)に関する記述が追加された。
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その他、統合版ISO補足説明指針 付属書SL/Annex2への整合として、いくつかの用語に変更が発生した。
9. パフォーマンス評価
- 「9.1.2 顧客満足」の要求事項及び注記に変更が発生した。
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9.2.1及び9.2.2のタイトル(内部監査/内部監査プログラム)が設定され、「9.2.2 内部監査プログラム a)」に監査目的が追加された。
- 品質マネジメントシステムの状況とパフォーマンスデータのモニタリングは、依然として重要である。
10. 改善
- 現行版の「10.1 一般」と「10.3 継続的改善」が統合され、「10.1 継続的改善」として記載された。
継続的改善に関する追加ガイダンスを組み込み、特に「5章 リーダーシップ」への期待と関連付けられている。
*本ページに掲載されている情報は、ISO 9001:2026 および予想される移行要件に関する一般的なガイダンスを提供することを目的としています。
ISO9001改訂関連サービス
ISO9001:2026 差分解説研修:準備中
ISO9001:2026 規格解釈研修
ISO9001:2026 内部監査員研修
ISO9001:2026 ギャップ分析:準備中
ISO9001:2026を志向した心理的安全性に基づく品質リスクアセスメント研修
※他のマネジメントシステムとの統合規格解釈、内部監査員研修も実施しています。
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